後悔をしないはじめてのお葬式を実施するために押さえておくべきポイントをご紹介
人間は生まれてきた以上は誰でも必ず死ぬ時がやってきます。
両親をはじめ祖父母や我が子、兄弟などが突然亡くなることもあるわけです。
親族が亡くなると遺族はお葬式の段取りを始めなければなりません。
ただ初めての葬儀で何をすればいいのか、故人にとって満足のできる後悔のない葬式にするにはどのようにすればいいのかわからず途方に暮れている人もいるでしょう。
当サイトでは葬式にまつわる成功するためのポイントをご紹介します。
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後悔をしないはじめてのお葬式を実施するために押さえておくべきポイントをご紹介
- お葬式は生前に話し合っていくことが重要
- お葬式の業者は事前調査しておくことがポイント
- お葬式を実施しないパターンの紹介
- リーズナブルな家族葬というお葬式とは
- お葬式における最新事情の紹介(2023/2/15)
- お葬式業者は比較検討することがポイント(2023/2/15)
- 宗派に応じたお葬式の特徴(2023/2/15)
- 手作り感のある心温まるお葬式とは(2023/2/15)
- お葬式業者は最終的に現場を見て決めることが重要(2023/2/15)
- お葬式までにはさまざまな事前準備が必要となる(2023/12/12)
- お葬式のルーツに迫る「伝統と感謝の儀式」(2023/12/12)
- お葬式は地域によってルールが違うことがある(2023/12/12)
- お葬式で使う写真を自分で用意することが出来る(2023/12/12)
- 初めてお葬式に参列するときに気を付けなければいけない大事なルール(2023/12/12)
後悔をしないはじめてのお葬式を実施するために押さえておくべきポイントをご紹介
お葬式で最も大事なことは、故人が安心して今生に後悔を残さず成仏され、天国に召されることを考えなければなりません。
そのためお葬式は故人の遺志を第一優先でプランし執り行う必要があります。
それと同時に葬儀に参列してくれた方に感謝の意をしっかりと述べる必要もあるんです。
それゆえ信頼のおける葬儀会社に依頼し段取りしてもらうのが賢明です。
見積の内容は明瞭であるか、口コミ評価は高いのか、電話や接客対応は満足できるかなどを見極めたうえで、数社から相見積もりを取ると比較検討しやすく、葬儀を成功に導くことができます。
お葬式は生前に話し合っていくことが重要
ある程度年齢を重ねて終活を意識するようになったら、自分のお葬式の事は生前に家族としっかり話し合っておく事が大切です。
大切な人の死は家族に大きな悲しみを与え、冷静な判断が出来なくなる人がたくさんいます。
全く話し合いをしていなくてノープランだと、亡くなった後すぐに自分で葬儀会社を探して問い合わせしお迎えなどの手配をしなければなりません。
親族間でお葬式の費用や内容でもめる事もあります。
自分で決めておけば揉める事もありません。
大切な最期の時間を、ゆっくりお別れできないのは悲しいものです。
流して欲しい音楽は何か、家族葬がいいのかなど葬儀の形式、できれば葬儀会社まで決めておけば、家族が困る事もありません。
人によってはお世話になった人には直接お礼がいいたいと生前葬をする人もいます。
死というものは日常生活において避けて考えがちだからこそ、しっかりと決めておく事が残された人に最後に示せる愛情のようなものではないかと思います。
お葬式の業者は事前調査しておくことがポイント
お葬式の業者選びはなかなかじっくりと行うことができない場合が多く、そのため価格面や内容面で目についたところを数字の中から選んでしまうと言うことが少なくありません。
しかし実際に葬儀を行った後で料金が高いことに気づいたり、他社の方がサービスが充実しているなどと言うことに気づいてしまうことも多いものです。
このようなことに後で気づくと、失敗したと言う気持ちになることも少なくありません。
これを避けるためには、お葬式の業者を事前調査しておくことが良い方法となります。
最近ではインターネットが普及し様々な業者が情報をホームページなどで提供しているので、これらの情報を比較しておくだけでも十分な調査になります。
また自分なりに価格やそのサービスの内容なので比較をしておくことも良い方法となっており、これらを1度でもやっておくと良い業者を見つけておくことが可能となるため、いざと言う時に慌てることがありません。
気軽にサービス内容を紹介してくれるところも多いので、思いついたときに事前調査をしておくと便利です。
お葬式を実施しないパターンの紹介
家族が亡くなってしまうと故人になりますから、早めに供養を済ませないといけないです。
日本ではお葬式でたくさんの人に故人のことを見送ってもらうような文化が昔から根付いていますが、実際にはお葬式をやらないパターンも存在します。
直葬を選ぶことでお葬式を実施しない状態で故人を供養することができますから、一般的には直接故人の遺体を火葬場に運んで、短時間のお別れをした段階ですぐに火葬をしてしまいます。
そして火葬が済んだ段階で収骨をして終了することになりますから、実質的にお葬式を実施しない状態で故人を遺骨の状態にすることが可能です。
火葬式と呼ばれているようなこともありますが、直葬とネーミングが違うだけで同じことなので、どちらを選んでもスムーズに火葬だけで終了させることができます。
家族や親戚などの親しい間柄にある人だけで集まっておこなうので、通常のパターンよりもトータルの費用を圧倒的に少なくすることが可能です。
リーズナブルな家族葬というお葬式とは
故人の最後のお別れをする場としてお葬式を執り行う事は多くありますが、遺族にとって葬儀にかかる費用は大きな負担になるケースもあります。
昔から選ばれているプランの1つとして一般葬がありますが、通夜と告別式を2日間行うのが特徴です。
参列者も制限がないので自由に故人とのお別れをする事ができるため、大規模な葬式になってしまうケースもあります。
遺族にとっては参列者が多い事で返礼品や食事の用意の数が増えるので、その分の支払いが増えてしまうのが特徴の1つです。
ただし最近では感染症対策で規模を縮小する傾向が増えてきており、一般葬ではなく家族葬を選ぶケースが増えてきています。
お葬式プランの中でも家族葬自体は参列者を制限する事ができ、小規模な葬式にする事が可能です。
そのため費用面でも参列者にかかる費用負担が減るので、リーズナブルな価格の葬儀にする事が出来るという点では遺族側の負担も軽くなるのが特徴であり魅力でもあります。
お葬式における最新事情の紹介
お葬式の最新事情で特に言及しなければならないことは、なんといっても新型コロナウイルス感染症による影響です。
コロナ禍前から、故人・親族の意向や家計上の理由などから直葬、もしくは家族葬に代表される比較的小規模なお葬式が選択される事例が増えてきていますが、コロナ禍以降は感染拡大の防止が理由に加わってさらに事例が急増しました。
著名人のお葬式においても、葬儀本体を家族や親戚、および故人と特に関係が深かった人だけが参加する小規模なものにし、感染の広がりが収まっているときに大きな会場でお別れの会を開く形式にするケースが増加しています。
また、遠方でいるがどうしても斎場へ行くのが難しい人のために、スマートフォンやパソコンを使用してリモートで参列できるようにした「リモート葬儀」や、従来の儀式中心のものから故人と遺族の別れの時間までの過ごし方に重点をおいた「安置葬」など、新しいお葬式のスタイルも登場しています。
お葬式業者は比較検討することがポイント
お葬式業者は数多くあります。
その中から比較検討する時には、どのような条件を参考にすればいいのでしょうか。
条件の一つが、どんな宗派でも受け入れ可能な業者です。
私たちの信仰の自由があるので、さまざまな宗教を選択することが出来ます。
亡くなった時には、宗教のしきたりにそって行うことが一番多いでしょう。
お葬式業者では、宗教のしきたりを重んじて、式を執り行ってくれます。
そのため、できるだけどんな宗教でも受け入れてくれるという業者が一つの目安になります。
次に、地元密着の業者を選択するのがおすすめです。
やはり住んでいる地域の特徴によって、お葬式やその前後のやり方に違いはあるものです。
また通夜振る舞いなどの食事にも大きく地域性が出るものです。
それらを検討するとすれば、やはりお葬式の業者は地域密着型であること。
そして宗派などをよく知っていることなどがあげられます。
いくつかをよく比較検討して業者を選択するべきです。
宗派に応じたお葬式の特徴
お葬式と一言にいっても、いろんな宗派によってその形式は大きく異なります。
日本では約60パーセントの割合で仏教形式となっていますが、それ以外の残り40パーセントは神道やキリスト教などとなります。
社会人であれば必ず一度はお葬式に参列をする機会があるため、それぞれの宗派に応じたお葬式の特徴だけは把握をしておくことが大切です。
仏教であれば僧侶を招いて仏前で実施されます。
読経をしながら故人を偲ぶのが特徴です。
神道だと神主を招くのがポイントで、祝詞という言葉をあげられます。
また神社のなかで実施するため、基本的には個人宅でお葬式をすることはありません。
キリスト教も同様で教会で実施しており、神父が聖書の一説を解いてしめやかにおこなわれます。
国内では計4つのスタイルですが、世界各国ではほかにもヒンズー教やムスリム、儒教に道教などの色んな宗教に則った葬儀が実施されているので、それぞれの概要を知るのもいいでしょう。
手作り感のある心温まるお葬式とは
人は必ず生まれたからには死ぬ時を迎えます。
死を迎えたからには、成仏し天に召されるように遺族はお葬式の段取りをしてあげなければいけません。
一般的には多くの参列者がみられる一般葬と、家族などごく限られた身内だけで執り行う家族葬や直葬などがあります。
お葬式の価値観も最近では多様化しており、結婚式と同様に個性を際立たせる葬式も目立つようになってきました。
中でも無宗教で独自性があり、手作り感のある葬式を希望する人も多くなってます。
会場を抑えたり、棺の準備だけを葬儀業者に依頼し、祭壇や供花のデザインなどは遺族がオリジナルで作り上げる人もいます。
生前故人が好きだった花や趣味のものを棺の周辺に配置したり、故人が好きだったアップテンポの曲をBGMで流したり、オリジナルビデオをつくって故人の功績や軌跡を紹介すると言った演出もみられます。
お葬式業者は最終的に現場を見て決めることが重要
会場を使った葬儀を行う人が増える中で、設備が充実した施設を持つ葬祭会社を選ぶことが大きな課題になっています。
しかし急に家族が亡くなった場合には、葬祭会社やプランをじっくり選ぶ余裕がないのも事実です。
けれども事前相談や施設見学会を活用すると、お葬式を行う現場の雰囲気も確かめることができます。
そのためにこだわりのあるお葬式を希望する高齢者は、事前に様々な葬祭会場を見学して慎重に依頼先を選んでいます。
そして現場を見て葬祭会社の担当者と相談すると、家族のニーズにマッチした葬儀のプランを選ぶことが可能です。
とりわけ費用や家族の負担が軽減できるので、一日葬や家族葬を選ぶ傾向が強まりつつあります。
一方で会場の雰囲気を確かめることも重要ですが、スタッフの対応力をチェックすることも大切です。
経験豊富なスタッフが多い会社は、心のこもったお葬式を行えるのが魅力です。
宗派別のマナーも熟知しているスタッフは、初めて喪主を務める人も手厚くサポートできます。
お葬式までにはさまざまな事前準備が必要となる
お葬式の事前準備としてまず喪主を決定します。
遺族代表として葬儀全般を取り仕切る重要な役割です。
喪主を務めるのは一般的に故人の配偶者、親、長男か長女という順番になります。
喪主が決まったら、別に世話役を決めなければいけません。
喪主と葬儀社、受付や会計係などに指示を出す、実務を取り仕切る役割です。
経験豊富な親戚や友人に頼むと間違いがないでしょう。
どのようなお葬式を行うかは、故人の意思を尊重することが大切です。
エンディングノートがある場合は、確認してください。
故人が信仰していた宗教や宗派の確認も必要です。
葬儀社に依頼をする前に、どんなお葬式にするかを検討します。
まずは予算です。
費用は葬儀プランに書かれてある料金が参考になります。
故人の意思や遺族の希望に合わせながら、無理のない範囲で決定しましょう。
葬儀社が決まったら打ち合わせに入りますが、お葬式の規模や日程を検討します。
会場は参列者の数や交通アクセスなどを考慮して決めましょう。
詳細が決まったら、葬儀社に見積もりを依頼します。
見積もりが出たら内容に間違いはないか、予算は想定の範囲内に収まっているかなどを確認しましょう。
他に遺影の準備や、菩提寺がある場合は僧侶への依頼などが必要です。
事前準備には役所への書類手続きも必要です。
これは葬儀社に代行を頼むこともできます。
日程と会場が決まったら、故人とお付き合いがあった人たちにそれをお知らせしましょう。
お葬式のルーツに迫る「伝統と感謝の儀式」
人生にはさまざまな転機があります。
入学、結婚、そして残念ながら喪失。
お葬式はその中でも特に感傷的で重要なイベントの一つです。
しかし、この重要なイベントにもかかわらず理解が不足していると感じたことはありませんか?
ここではお葬式のルーツに焦点を当て、心からのお別れの儀式を迎えるためのポイントを紹介します。
お葬式は単なる儀式にとどまらず、文化や宗教、伝統と深い関わりがあります。
先祖から受け継がれた儀式や習慣そのものを指し、現代のお葬式にも影響を与えています。
また、伝統とモダンな要素が交わる場でもあります。
旧来の儀式に個々の感謝の意をプラスすることで、より心に残るものになります。
アレンジや演出にこだわりながら、大切な故人への感謝の気持ちを表現しましょう。
自分のルーツを知ることで心が整理されます。
大切な人が亡くなるということは感情的な負担が大きいものです。
儀式の進行やマナーについて理解を深めることによって、参列者はより静かな心でお別れの瞬間を迎えることができるでしょう。
お葬式は地域によってルールが違うことがある
お葬式といえば日本全国それほど違いはないものと思い込むケースが多いようですが、子細にチェックしてみると地域によっていろいろな違いがあるものです。
たとえば関東ではお葬式の会場の入り口に花輪が飾られているケースが多いはずですが、関西ではしきみと称する常緑樹の枝が供えられていることがあります。
また関東では通夜振る舞いといってお葬式が終わったあとに参列者を集めて喪主が飲食をふるまう風習がありますが、これも関西では単に散会となるだけの場合があり、風習を知らないととまどうことも多いはずです。
さらに告別式に先立って遺体を荼毘に付しておく場合と、告別式後に出棺・火葬となる場合があり、それぞれの地域により違いが顕著にあらわれます。
これらはほんの一例ですが、事前に知っておくことでトラブルを避けることができます。
ほかにも自治会や町内会の絆が強く、隣近所でお葬式を出した場合には帳場や飲食接待などの手伝いを求められる場合もあります。
お葬式で使う写真を自分で用意することが出来る
お葬式は、亡くなった方のご遺族が用意をすることが一般的です。
お葬式で必要となるものなどはこれまで撮影した写真を使った遺影、ご住職にお願いして考えてもらった法名などで槽式を行います。
これはとても大変ですが、それでも故人のために喪主をする時には挨拶なども考えないといけません。
ですが、最近は自分でこれらを事前に用意したりお願いしておくという「終活」といったものがあるようです。
終活は自分でお葬式などに必要なものを用意する、といったものを用意する方法です。
ご遺族に迷惑をかけないためといった声もあるようですが、一番多いのは「自分が気に入った写真を遺影に使いたい」などだと考えて良いでしょう。
遺影はお洒落をして自分の最高の笑顔で撮影したい、といった方などもいるのでプロのカメラマンに依頼してスタジオで撮影することもあるようです。
お葬式だからといって暗く、笑顔のない時間にしたくないといった人もいるからこそ、終活をする年配の方がいるのかもしれません。
初めてお葬式に参列するときに気を付けなければいけない大事なルール
まず、黒い服装が一般的です。
黒は喪服の色とされ、敬意を表す色とされています。
無理に黒一色でなくても暗い色調の服装を選び、派手な柄や明るい色は避けた方が良いです。
次に、葬儀では静かに振る舞うことが大切です。
会話は控えめにし笑顔は避け、スマートフォンの音や通話も控えるよう心がけることが大切です。
式場内ではマナーに従い、周囲の感情に配慮することが重要です。
そして、お悔やみの言葉は適切に表現することも大事です。
遺族に対して感情を共感し、支えの言葉をかけることが大切です。
ただし、適度な距離感を保つことも忘れないようにすることも求められます。
最後に、お葬式は故人を偲ぶ場であり感謝を求める場ではないので、参列者に感謝状やお返しを期待しないことを覚えておくことも大事です。
初めてのお葬式は感情的な時でもありますが、これらのルールに従うことで故人とその家族に敬意を表し、適切に参列できます。
悲しい場面ではありますが、適切なマナーを守りながら共に送りだすことが何よりも大切です。